期待せざるを得ない

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おいおいなんだよ、そのワンダフルな少年は?全力で少年に押してもらえるのかよ?とか女性の神秘に期待していたのだけれど、よく考えてみると、いやよく考えないでもスキマスイッチってあれですよ、歌手といいますか、グループですよ。 全力少年ってのは歌ですよ。 わかっていたんですよ。わかっているのに、やはり期待してしまう、これが男としてのサガなのでしょう。 がっかりしながら、画面に映っている数字に囲まれた隙間を見て「こんな隙間、スイッチしてやる!」と、マウスでクリックすると、ボカン。 ボカン。 あっちゃー、やっちゃった、女性の話に気をとられて爆弾当てちゃったよ。マインスイーパーやってる事忘れてたよ。 肩を落とす同僚に、 「全力で少年だったー」と、全力でやった事をアピールするためにスキマスイッチを歌うしかなかった。
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