何か普通の日記

忘れ物

忘れ物、みなさんも絶対経験あると思うんですよ。
かの有名なアルトバイエルンもこう言ってます。

『忘れ物をしたら困る』

とね。
ま、アルトバイエルンなんてただのウィンナーですけどね。ウィンナー。

みなさんは知り合いが忘れ物をしているのを見たら、それを教えますか？
教えますよね。普通教えますよね。もしくは持って行って渡しますよね。
僕も、今日会社の帰りに先輩が携帯電話を忘れていたんで、持って行ってあげたんですよ。

「先輩、忘れてますよ！」

この優しさ、わかりますか？
女子社員にｷｬｰｷｬｰ言われている先輩にですよ？
男子社員全員にうっとーしーなぁとか思われてる先輩にですよ？
男と女の対応がジキルとハイド並に変わる先輩にですよ？
それでも僕ってやつは、本当ものすごい紳士ですから、例え嫌いな先輩でも、ほっとくわけにはいかないんですよ。
決してそのモテモテオーラにあやかろうなんて事は考えてませんよ。
女子社員に囲まれた先輩に忘れ物を渡すことで、合法的に女子社員に近付ける、そしてなおかつ好感度アップだぜうひひひとか考えてませんよ。
うん、一切考えてないな。
まぁ、その辺の僕の腹黒さはどーでもいいんですよ。

問題は、先輩の一言ですよ。
忘れ物を渡した僕に言った言葉ですよ。
わざわざ忘れ物を持ってきてあげたのにもかかわらず、先輩が言った言葉は

『忘れてねーよ。置いてたんだよバカ！』

忘れてねーよ。

忘れてねーよ。

置いてたんだよバカ。

何言っちゃってくれてんのこのDQN野郎は。
お前は会社に携帯電話置いて帰るのかと。
そんなもん全然携帯しとらんやんけ。
携帯のけの字も携帯しとらんやんけ。

まぁ、もしもね、もしもですよ、何らかの理由があって携帯を会社に置いてたとしてもだよ、届けてくれた人に対してバカはないんじゃないの。
とか思ってると、先輩と女子社員達が、もう駅に向かって歩いていっちゃってるのね。
先輩が女子社員達に
『目を閉じれば、幾千の星ー♪』
なんて愛の歌をペロリと歌いながら歩いていっちゃってるのね。

もうね憤慨。怒りの頂点ですよ。
お前もその幾千の星のひとつに加えたろか！ってなもんですよ。
僕はね、忘れ物をした事が恥ずかしいかなんか知らないですけど親切に教えてくれた人や持ってきてくれた人に感謝の気持ちを伝えないと駄目だと思うんです。