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開始合図と共に殴る蹴るの攻撃をし始めた選手達を見て、この絞り込みは魔法が禁止なのかと判断した
真「刹那、この勝ち残りは魔法禁止。殴る蹴る潰すでいいけど、わざわざ動かなくていい」
刹「……来た人だけ相手にしろってこと?」
真「そ。そうしてれば勝手に減る」
刹「わかった!」
目の前で大乱闘をする選手達を眺めつつ、やはり私達は私服すぎるなと考えます
ただの一般人に興味はないだろうね
ドスンッ
真「あら、こんにちは」
「何だぁ?そんな格好で、オメェらやる気あんのゴファッ!?」
真「あら、さようなら」
刹「おやすみ!」
腕を組みながら観戦してたら、大きな男の人が来たんだけど…
動く前に刹那が吹っ飛ばしたよ
刹「うん、このくらいの力で殴れば平気だね?」
真「そうね、兵器だね」
刹「だめ!?」
いや、鎧が破壊されるくらいなら問題はないんだよ
ただ、身体強化のみで破壊できるようになったのが兵器だなと
なんて考えをしていたら、かなり人数が減ってきたようです
そろそろ動きましょう
真「こんだけ減れば嫌でも目に入るね、行こうか」
刹「……真琴が本気を出そうとしてる…!!」
真「本気は出すなよ」
気持ち的には本気だよ
ほら、賞金が目的なわけじゃなくてさ?
刹那は主人公だから………
「オルァァァ!!!!」
真「言い訳くらいさせてください」
「あ?オブフッ!!?」
刹「力加減を間違えないように…!!」
「グフォッ…!?!!」
「「力加減を」」
「ギャァァア!!!」
「「しっかりと…」」
「イヤァァァァ!!?!?」
どシャッ
真「力加減って難しい」
刹「コントロールの練習します」
『あ、Aブロックがおわったようですね!!!えー…優勝候補がいたブロックの様ですが、勝ち残ったのは今回初出場のマコト選手と、同じく初出場のセツナ選手です!!!!!!』
「「「「ウォォオ!!!」」」」
はい、勝ち残りました。
刹那は顔晒してるから、これを気に覚えられる可能性大だね
私はそれを傍観するので、今後も全力で仮面つけます
真「仮面最高」
刹「僕もつけたくなってきた」
刹那も恥ずかしいみたいです
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