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さて、他ブロックの試合も終わったらしいですよと。
『はいはーい!!!絞り……勝ち残り戦が終わり、トーナメントも組み終えましたので!!呼ばれた順にお願いします!!!まずはAブロックからセツナ選手、Cブロックから「くしゅんっ!」選手……まあいいや!!!お願いします!』
刹「くしゅんっ!さん?」
真「モブは消される仕様だろ」
まあ、相手は切れてらっしゃいますが…私たち悪くないよ
刹「よろしくお願いします!」
「…ふん、そんな格好で舐めてるのか?大怪我をしても知らないからな」
刹「うん?ありがとう!」
早速噛み合ってないようだが、ただの剣程度なら刹那は怪我なんてしないはずだ
あ、魔法許可出してな……
「氷の刃よ、降り注げ【アイスレイン】!」
刹「わぁ、雹だ!!凄い!!!」
「中級魔法も知らないのかよ………当たらない!?」
アイスレインか…うん、雹だね
中級魔法とは言ってるが、魔力コントロールをしっかりと行わなければスピードもダメージもさして与えることはできないし、初級と変わらないな
てか、楽しそうに避けるな
真「セツナ、お前そのままいけるなら魔法使うな」
刹「へ?わかったー!」
「ッ…なめるなプキョッ!!!?」
私の声に反応したのか、何やらまた詠唱を唱えようとした相手
唱える前に吹っ飛んで行きました
刹「勝ちました!!!」
『救護班ー!!早く相手選手のとこ行ってあげてー!!!!!!…えっと、セツナ選手勝利です!!!次いきまーす!』
真「こんなんでいいのか」
なんか、本当に大会なの?ってくらい簡単に進んでいくよ
鍛えすぎたかもしれないと思うが、自分自身が高望みをしすぎてるのかもしれない
だがしかし、傍観者としての地位を築き上げるためには色々やらなきゃいけないし
真「よし、私は私で物語を進めよう」
刹「なんの話?」
真「刹那は今まで通りでいいからね」
刹那の王道ストーリーを見つつ、私自身も何かしら進めよう
全てが全て、想像通りに進まないことはよくわかったからね
てなわけで、とりあえず大会に集中しようと考えた結果
真「こうなる事は想定内だった」
刹「真琴と試合形式で戦うのっていつぶりだろう!楽しみ!」
決勝戦、開始です
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