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刹「【ファイアートルネード】!」
真「【反射】【倍速】」
刹「【消滅】…チッ」
真「なんだ、終わりか」
魔法を仕掛けられたので魔法で返していくが、埒があかないと判断した刹那は私に向かってくる
刹「【アイスガン】【倍速】!!」
真「【空間】から取り出したバットでカーン!!!っと…!」
キィン!!!!
小さな氷の玉をバットで打ち返せば、死角へと移動していた刹那が蹴りを放つ
お辞儀をする様にそれを避け、そのまま背後に蹴りを放ちながら逆立ちしてみた
真「酔拳の使い手なりよ~」
刹「酔ってないじゃん!!!っと、わ!?」
そうね、酔ってないね
足技と呼べばいいか
逆立ちをしながら器用に蹴りを放ちつつ、防御を固める刹那に攻撃を降り注ぐ
腕疲れました
真「よいしょ……さて、此処からは私のターンだよ」
刹「へ?……え、まってそれはだめ!!!?」
腕に力を入れて体を元の位置に戻し、今度は腰を低く構えます
私の真の魔力を見せてやろう
刹「待って!!!今それは危ないから!?」
真「真琴…イキマスッ」
脇を締め、ググッと拳に力を入れ、溜めに溜めた力を超スピードで押しやる
真「必殺、物理攻撃!!!」
刹「待って待って待っ…ギャァァア!?!?!!!」
刹那に当たるギリギリのところまで突き出された拳
溜めに溜めた力と、超スピードで押しやられた風圧により、当たってないのに刹那は吹っ飛んで行き…
ズドォォォォォォォォン
真「………平気?」
刹「……ガふっ……兵、器…」
生きてたわ
『ウォォォォォォォォオ!!!最後は何が起こったのかわかりませんでしたが!!セツナ選手がフィールド外の壁にいるので、マコト選手が優勝だぁぁぁあ!!!!!!!』
「「「「っしゃぁぁぁあ!!!!」」」」
「「「「うわぁぁぁぁあ!!!!」」」」
うん、何か喜びと悲鳴とが混ざり合ってますね
とりあえずまあ、賞金はゲットだぜ
真「……何でこの大会出たんだっけか」
当初の目的を忘れてはいるが、しっかりと刹那を救出した真琴ちゃん
その後、引き抜き目当てで押し寄せられることは忘れてますね
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