1544人が本棚に入れています
本棚に追加
/929ページ
三日後
ガ「荷物は持った？」
真「持った」
ガ「その格好の意味は？」
刹「すぐ着替えられるからです！」
ガ「そうかそうか。真琴はせめて上着着ようね」
おはようございます。
一昨日試験結果が来て、見事合格した私達は今日から学園に通います
どんな格好って？
Tシャツにジーパンです
ガ「この一週間でどんなトレーニングしたのさ…あれ、背伸びた？」
真「走り込みと討伐依頼と自主トレのみ。背は伸びてないけど筋肉は少しついたね」
ガ「やだ…顔付きも凛々しくなってる………」
軽く引き気味で言われたからニコリと笑ったら、更に距離を取られたよ
別に14歳に見えるって言われたのを根に持ってたわけじゃないから
努力した分魔力量は増える。
魔力量が増えれば体は成長するし、要は努力しろって世界だね
真「もう努力って言葉はいらないか」
刹「教訓だよ？」
真「やった分身につくのは体で覚えてる。でも言うけど、元々努力するのは好きじゃない」
刹「前より男らしくなったねッ…ギャァ！？」
輝かしい笑顔で言われたので、目潰しをプレゼント
目的のある努力は好きだよ？
欲しいものが賞品だったり、ゲームのイベント報酬があったり、賞金が豪華だったりしたらそりゃ頑張るよ？
どれも変わらなかった
ガ「はいはい、じゃあ俺は此処までだから…いつでもおいでね」
真「じゃあ夜行く」
ガ「建前を本気で受け取らないで」
傷ついたよ
とりあえず学園前まで見送られたので、予め渡されてた地図を見ながら理事長室へ…
真「【転移】失礼します」
刹「失礼します！！」
「………学園内での転移は禁止だよぉ？」
ごめんなさい、遠かったので。
苦笑いをしながらこちらを見るのは理事長である、アン・ウィンドー
最初はパソコンかと思いましたが、普通に人間でした。
「えっと、入学おめでと！二人の制服は用意してあるんだけど…同じのでいーのかな？」
真「構いません」
「ん！じゃあ向こうで着替えてきてね！」
薄緑の髪と瞳を揺らす理事長は、どこからどう見ても小学生
リアルロリっ子キタコレ
腹黒も期待したけど、想定外は想定済みだよ
最初のコメントを投稿しよう！