学校逃げて、超逃げて。

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カーテン一枚を隔て、各自渡された制服を身に纏う うん、ピッタリ…… 真「ちょっとデカイ」 刹「僕のも!まだ伸びるって事を見越したのかな?」 真「もう伸びなくていいんですがそれは」 刹「僕はまだ伸びたいなー!」 君は男の子だしね? あ、因みに刹那は私と同じ背だよ 175センチだが、何かあるか? 刹「僕らが着てたのと違うね!…あれ、何で真琴と色違うの?」 真「汚れ目立つからやだって言った」 刹「……確かに。変えてもらえるか聞いてくるね!!!」 真「いやちょっと待……たずに行きやがったな」 着替え終えたのを確認し、私の制服を見た瞬間部屋からとびだしやがりました 私は黒、刹那は白 制服は制服でも、軍服っぽい制服でしたよ 真「そのまま狩り出せるように……だったりして」 まあ、この学園自体が国の管理下にあるものだし。 無いことは無いだろうね バァン!!! 刹「見て!!理事長さんがパチンってしたら黒くなった!!!」 真「あらよくお似合いで」 刹「お揃いだね!!」 真「うんそうだね静かにして」 私の周りをクルクル回る刹那を止め、理事長の元に戻ります 至上主義も良いところだよ 「わぁ、似合ってるよぉ!」 真「ありがとうございます」 「じゃあ、軽く説明するねぇ?」 ほにゃーんと効果音が聞こえそうな笑みを向けられ、同じくほにゃーんと笑ってみた 隣で息切れする声が聞こえたのでやめました。 「筆記、実技共に満点だったから、二人は一年Sクラスです!優等生は白服で分けてるんだけど、二人は黒がいいみたいだから黒で。それで、袖についてるラインがあるでしょー?それはその人の実力を表すものでぇ、三本ラインが色々と免除される枠になりまーす!」 刹「色々って、何ですか?」 「学費免除とか、まあその都度覚えていってねぇ。因みにだけど、三本ラインのある生徒は国の方にも報告されるから、その時はよろしくねー?」 真「三本目剥ぎ取っていいですかね」 「だめだよぉ!!それ高いんだからねぇ!?」 学費免除ラッキーとか思ったの誰だよ 私だよすみません
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