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ペッタペッタ
トコトコトコ
カツカツカツ
前を歩く先生を観察しながら、その後ろに続く
先生達も軍服仕様なのは、やっぱりそのまま狩りだすからなのか
真「先生って軍人なの?」
レ「…ま、そんなもんじゃねぇの?どーでもいいけど」
真「こういう場合、教師のフリして本当はどっかのギルマスか帝辺りだったりするよね」
レ「……………よぉ、北条。ちょっとツラ貸せ」
刹「ツラは取り外し不可能ですよ?」
やっぱりそうだよね
因みに取り外し不可能だから、頭つかむのやめてください
ついて来ようとする刹那に手を見せて止めつつ、先生に直接念話しました
『頭外れるから離してもらえます?ちなみに、今のは適当に言っただけなので。隠したいならもう少し自然に振舞うべきかと』
『……てめぇ、カマかけやがったな』
『ドヤァ』
『ドヤァじゃねぇよ。何が目的だ』
『いや、目的とかは特に。ただ当たってたならそれでいいやーくらいですねぇ。誰にも言わないので、心配ご無用です』
『信用できるわけねぇだろ』
苛立ちの見える背中を眺め、多分これ以上無いくらいに笑顔であろう私
いやぁ、楽しいですねこーゆーの
あれ、性格悪いな
『まあいい、俺に迷惑はかけんな。面倒なのは嫌いだから』
真「同感です。だからご安心を」
刹「?どうしたの?」
真「どうもしないよ」
突然声を漏らした私に首を傾げた刹那くん
君は自己紹介でも考えていたまえ
真「あ、Sクラスってどんな感じなんですかねぇ…知人もこの学園にいるんですが、同じクラスかな」
レ「貴族とかばっか。あとは成績優秀者とか…大体二本ラインで、三本はお前ら合わせて五人だけだ」
刹「そうなんだ…先生、ルイスってわかります?」
レ「あぁ?知り合いってルイスの事なのかよ?」
ルイスって言った瞬間止まったよ先生
私は平気だったけど、刹那が先生の背中にダイブしちゃったよ
レ「…そうか、ルイスのダチか。あいつもSクラスだけど…まあ、仲良くしてやれ」
真「はーい」
ルイスも同じクラスと聞いて割とテンション上がったよ
まあ、戦闘能力頭脳共に持ち合わせてるし…当然っちゃ当然か
私は割と好きだよ彼
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