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「えっ……ちょいちょい……なんかの間違えだよね……?」
「本当ですよ?」
スマホを開き何処かに電話をかける美少女
「もしもし……うん……そうです……でわよろしくお願いします。」
電話を切って振り向く
「コレで……このアパートは私の物になりました」
すると外から黒い車とグラサンかけたムキムキのおっさんが出てきて大家さんと話し合いしている
「あんた……本当に……?」
「あんたって言う名前ではないですよ……私は竜ヶ崎海那」
「りゅりゅっ……龍ケ崎……ってーー」
にっこり笑う海那
「誰だ……?そんなに有名だっけ……?」
外部の情報を頭に入れてない晴太……
肩から力を抜く海那
「龍ケ崎グループっていうのは……あの人気のキャラクターや車などを作ってる会社ですよ……」
「それで……お嬢様がなんで俺の……ストーカーしてんの?」
微笑ましい顔をしながら喋る海那
「あなたを気にったからですよ……晴太様」
顔を引きずる晴太……こんなに積極的な女の子初めてだし何より……お嬢様が俺を選んだのかだ
ドアノックされるドアの向こうから声がする
「海那様……お迎えに来ました」
「あら……もうそんな時間ですか……」
鍵を開けた瞬間ドアがいきよいよく開く
「お姉ちゃん!!」
「わぁ!もうなんですか……海実」
小学生四、五年生ぐらいの子が海那に抱き着いている
「えっ……とそちらの子は?」
頭をなてなでしながら喋る海那
「あぁこの子は私の妹ですよ」
驚きを隠せない晴太……顔が似てるし髪型が左と右が逆の違いで二人がいるとどちらかが海那かわからならない位だ
ジーと見られてる……晴太
海那の服を鷲掴みしたまま呟く海実
「お姉ちゃんは渡さない……」
「へっ……いや別に取らないからね」
「そうですよ……採るんじゃなくて取れるんですからね!」
「それ説得力ないよね!」
ムキムキのおっさんが腕時計を見て呟く
「お嬢様方二人……時間が……」
「あっ……忘れてました……では晴太様また明日!」
手を振りながら走り去る……妹の目線が完全に敵視……誤解のまま車は走り去った
窓から外を眺めたままふと思う晴太
「あー……ん?その手があったか」
上に書き出す晴太
その日の夜あいつが出てくるのを待っていたがーー
「アレ……今日は来ないな……?」
その次の日、また次の日、待つ度も来ない風香
だが今日学校でのHRであることが発覚するー
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