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「理解出来ない。」
「なんで?」
「なぜ布団の上で転がりまくってんだ!」
「お腹減ったもんー」
気が抜けた顔を浮べる晴太
今夜も寝れないのかとか思いつつ夜がふけた
「結局…眠れなかった……」
今にもねるような顔を浮かべながら歩いていると後ろから声かけられた。
「ねぇ…晴太ちょっと来て?」
「はぁ?今から学校だろ…」
手をグイッとひっぱって何処かに連れてかれた
「な…なぁ…風香いきなり何を…」
「晴太は黙って引っ張られていなさい。」
学校の真逆の裏山に着いた。
この裏山はいくつかの、不思議な事がある
その山に入って奥に銅像らしい物がありそこに供え物をすると叶うって言う都市伝説…。
「何でまたここに?」
「ついてくれば分かるわ…」
茂みの中に入る風香
風香の後をついていくと、そこには古ぼけた神社があった
「……」
初めて見る場所に絶句する晴太
すると風香から喋り出す
「私ーー実は……」
風香の後ろ姿を見つめる
「ここの巫女なんだ。」
「えっ……じゃあアレは?」
晴太の所に歩き出す風香耳元でしゃべる
「それはー私の分身かな?」
「何で疑問形なんだ……?」
にこって笑い顔を浮かべてまた歩く風香。
「よくわからないんだ…そこら辺。」
風が吹く木の葉っぱが飛び回る。
神社にあがる風香は振り向いて喋る
「良かったらあがって。」
「いいのか?」
「私がいいって言ってるんだよ?ここで断ったら損だよ。」
その言葉が心に突き刺さる
神社に階段を上りその先に見たのは……。
「靴そのへんに置いてね…お茶持ってくる。」
「えっ……」
目の前に広がるのは漫画雑誌の数々、積みかされて図書館でも作れるんじゃないかっていう数を見ている晴太
当然、少々顔を引きずる晴太。
「コレは…ジ〇ンプにサ〇デーだと…週刊誌の数やばいよこれは…。」
足元にある本を見る。
内容とタイトル見て呟く
「マニアック過ぎるよこれ!」
「(しっかし……意外すぎる1面だな…なにせ2次元オタクだとは…PCでニコワラ見てるし。)」
足音が聞こえる。
慌てて晴太は何かに足をすべらせてこけた
「晴太ーお茶いれた…よ?」
「へっ?」
頭の上にパンティーが落ちてきた。
「へっ…変態ぃぃぃ!!」
「誤解だって!」
手を差し出した物は、紛れもなくブラジャー
涙ぐんだ顔で喋る・
「成敗してやる!!」
「えっ…ちょっと…」
「消えろぉぉ馬鹿ぁぁぁぁぁ!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!」
そこ声は森中に響いたそうです。
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