転校した俺が不思議な少女に出会った件

5/13
前へ
/13ページ
次へ
「だからから……不可抗力だってば……」 「知らない!」 外の雲行きが怪しくなる。 晴太はトイレを借りることにした。 床がぎしむ音がする……トイレに入り用を足して出たら床から落ちた。 「ぐぎゃぁぁぁぁ!?」 「大丈夫?」 上を見上げると風香が見てる。 「大丈夫じゃない……この神社痛み過ぎてない?」 「分かってないなーそこがいいんだよ。」 手を差し出す風香その手を掴む晴太 「うんしょっ……と!」 「うぉぁぁぁぁ!?」 反対側に投げ飛ばされた晴太そのまま 天井に突き刺さってしまった 「もう嫌だ……何なの一体?」 足をバタバタする 「引っ張りすぎたかな?」 「さすが……主席で運動抜群の風香だ……ただ……」 天井に両手を押すように添えて抜こうとする 「その反面意外すぎるところがありすぎだよ!!」 「セぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 抜けたがそのまま尻餅をつく 「ってぇぇぇな……ケツが二つに割れたか?」 尻を触り出す晴太 「二つに割れてんじゃん!!」 あえて突っ込む風香 「元から割れてるよ!」 雨が降り出す外……晴太は天候の回復を待つことにした。 「……これは」 独りでパソコンを見ながらブツブツ喋る風香 リアクションすら忘れる位意外すぎる 外の様子を伺いながら考える 「(学年……トップで運動も全てが優秀の風香が……こんな日常送っていたとは……)」 雨脚がなかなか回復しない……そんなこんなで縁側で座っていることーー2時間後ー 空が段々暗くなってきた……すると風香は寝てしまったようだ。 でも不思議なことに……寝息が聞こえない。 「おっ……おい風香?」 返事がないしがねのようだ 「ちっ……」 頭をかきながら風香の元に歩く晴太 顔を覗くと風香の顔が白い……鼻に手を当ててみる……息してない。 「晴太?」 聞き覚えある声がした 「風香……なのか?」 目の前が光り出して風香が現れた。 「……ごめんね、今まで隠して。」 「なんで謝る必要あるんだ?」 「えっ……?」 「別に隠す必要が無いだろ……んでその事はなんとなく知っていた。」 驚く顔を浮かべる風香 「幽体離脱だろ?特に俺の場合は見えるからな……それでなんでまた俺の前に現れたのかだ。」 少しもじもじする風香 「ん……それはこれ(幽体離脱)をなくしたくて……どうしたらいいのか考えてたら……晴太が転校してくるからもしかしたらーーって思って……」
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加