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まて よ……何故に俺がここに来る事を知ってるんだよ?」
「なんとなくかな?」
あたりざわりな発言をする風香
少し肩の力を抜く晴太
少しだけ静まり返る部屋
「さておきだ……なんで夜だけ幽体離脱……だっけか……?」
「うん」
「夜限定なのか?」
少し考え込む風香
「それより……本体が白目でこちらを見てるから……運ぶか」
立ち上がる晴太
「よいっし……と」
「あー、あたしの体触って変なことする気でしょ!?」
「違うだろ!んなことはしねぇって!」
部屋まで運ぶ晴太
布団の上に寝かせ付けて部屋から出ようとしたらーー
「ん?」
足が凍りつく感覚がする……動けない
「おーい晴太?」
体が前にも後ろにも進まない……
「晴太……?」
風香の顔が青ざめてる顔が見えた
「晴太にまとわりついてる……アンタは誰……?」
すると後ろから声が聞こえた
「我は……1度死んだ物だ……なぜわれの眠りを妨げる? 」
「眠り……? 」
晴太の頭に浮かんだのは……ここに来る際に工事してた場所があった……その場所はこの山奥の神社……数年前から取り壊すって言うのがよく聞いていた
「我のーー眠りを妨げるのであれば……主の呪いを解かぬ 」
「!?」
驚く2人……晴太は謎の幽霊に話しかける
「おい……アンタ?」
「アンタではなからぬ……朱田だ」
深く深呼吸をして喋る晴太
「朱田……その場所は……なんとかする……だから手を離してくれっ!」
手を離す朱田
手を組み晴太見つめる
「ふむ……三日待ってやる……もし3日以内にどうにも出来なかったらーーー」
風香に指を指す朱田
「この意外過ぎる一面を持ちすぎて現段階も誰にも打ち上げられない子がーー」
後ろからケリを入れる風香……目をギラギラ光らせてる
床に叩きつけられる朱田
「ぐぁっ……!ぬし何をする……今までわしにケリを入れた奴はぬしを含めて二人目じゃぁ……」
手をバキバキ鳴らしながら朱田に近づく
「な……何じゃ?金ならないぞい……」
「ダーレーガー、(意外過ぎる一面を持ちすぎて現段階も誰にも打ち上げられな)ってですってぇ!!!」
顔を引きずる朱田……風香の顔が怖すぎる
鼻をほじっている晴太……どことなくせんべいを持ち出しお茶と一緒に食べて飲んでる
「ぬし!!この女を止めないか!」
「あっ無理っす勘弁してください」
テレビをつける晴太
「人事だと思ってるなお主!!」
「
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