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「あ~…だりぃ…別に人間なんて襲わなくても良いんじゃね?面倒だし」
本来なら魔王の座に就いているモノしか座らないという椅子に座っている新参者は、開口一番その立場とは全く似つかわしくない事を口走る。
「「「は…?」」」
出撃許可を貰うために集まった俺らは一瞬コイツ、何を言ってんだ?状態になる。
人間風に表現して例えるなら…
国民が魔物の犠牲になっているにも関わらず『あー…魔物倒すの怠いから対策とか立てなくて良いんじゃね?面倒だし』と国王が言っているのと大差ない。
俺らが出撃許可を待っているのは部下達では人間達に勝てないからだ。
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