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当然、
一緒にごはんを食べるべくきていた同僚たちは
逃げていく。
お昼時で、人で一杯の食堂だけど、
何故か私たちのまわりだけ避けられてた。
「ほら、さ。
いっつもうーたんの画像だけだろ?
だからうーたんに会って欲しいっていうか」
「はあ」
「ダメ、かな」
……ううっ。
ダメなんですよ、その淋しそうな顔。
「いい、です、よ」
「ほんと!?」
何故か嬉しそうな斉藤さん。
そこまでうーたんの話がしたいかね。
渋々ながらも週末、
おうちに伺う約束し、――当日。
「おじゃま、しまーす」
「どうぞ、あがって」
斉藤さんの部屋は完璧な斉藤さんらしく
綺麗に片付けられていた。
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