おにゃのこ事件録

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「イチャついてるところ悪いんだけどあの人誰なの?」 「いちゃっ…そ、そんなことしてません!」 女性になってからというもの感情が上手くコントロールできません…今もかなり顔が熱いです、 「で、誰なんだ?めちゃくちゃ怒ってるみてえだけどよ」 「え?あぁ、あの人はルイ・レインズさんで、私の育て親です」 私の言葉に白月さん以外の方が固まってしまいましたが変なこと言いましたかね?というより、私的にはルイさんが怒ってる理由がわからないです 「君たち人の娘を傷物にするなんていい度胸してるね。二度と同じことできないようにしてあげるよ“ナイトメア”」 「ルイさん!いくらなんでもそれはやり過ぎです!」 「オル、もしかしたらシーラちゃんたちがオルと同じ目にあってたかもしれないんだよ?」 「温いですね。もっと痛めつけてやってください」 か弱い女性に手をあげるなんて許せません。というか、許しません。もっとやってしまえばいいのです 「オルトくん…」 「オルト、アンタ自分が殴られたことはいいの?」 「別に殴られるくらいたいしたことありませんよ?」 なぜかみなさんに呆れたような顔をされました。思ったことを言っただけなのに、何故でしょうか? 「オルトくん、前にも言ったけどもう少し自分のこと大事にしなよ」 「十分してると思うのですが…」 「オルト、今はお前も女だということを忘れていないか?」 「あ…」 丈さんに言われて気付きました。そうですよね、みなさんからしたら今の私もか弱い女性の1人に含まれますね でも実際は男ですし、複雑ですね… 「というか、オルトくんなんで女の子になってるの?」 「…ルイさん、お願いですから一回黙ってていただけますか?」
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