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部屋に着いた瞬間白月さんに姫抱きされたかと思えばソファーに座らされました。みなさんも突然のことについていけていないようです
「えっと、白月さん?」
「オル、そのブーツ慣れてないから疲れたでしょ?」
「え、あ、まあ、そうですね」
「こっち履いておきな」
そう言って白月さんは赤い花の付いた黒いサンダルを渡してきました。確かにこれなら疲れないので履き替えたのですが…いつの間に買ったんですか?この人
「あぁ、さっきこれを買いに行っていたのか」
「ちょ、丈くん言わなくていいんだよ!ただ見た時にオルに似合いそうだなって思っただけだし…」
「別に隠さなくていいじゃねえか。減るもんじゃねえしよ」
全く、1人でこんなもの買うなんて絶対注目を浴びたでしょうに…本当に馬鹿ですね。でも、
「ありがとうございます」
「え、あ、どういたしまして…」
人に何かをプレゼントされるのは嬉しいものですね。大切にしましょう。まあ、戻ったら使わないですけど
「オルトくん!2人の世界に入らないでよ!僕たちもいるんだよ!」
「あぁ、すみません。ルイさんのことすっかり忘れていました」
「そ、そんな…」
全く、そんなわけないのに単純な人ですね。反応が面白いのでやめませんが
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