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雑談をしながら料理を待っているとなにやら学食の入口付近が騒がしくなりました。というか、女性の黄色い悲鳴が喧しいです
「あれ?あの人生徒会長じゃね?」
「そうね。なんかこっち向かってきてるわよ」
チラッと見ると確かに金髪碧眼の男性がこちらに向かってきてますね。というか、金髪碧眼とか白月さんと被ってます
あ、パンのセットがきましたね。パンだけでなくスープも付いていたんですね
「おい、そこの女」
「白月さんどうぞ」
「おい!聞いているのか!」
「いっ…あ、」
白月さんにちぎったパンを食べさせようとしたら、その腕を掴まれて落としてしまいました。というか、地味に痛いです
「おいお前、俺様の話を聞いてるのか?」
「私はお前と言う名前じゃありませんし、自分のこと俺様と言って恥ずかしくないんですか?というか、腕が痛いので放してください」
正直こういうタイプの人間は嫌いですので物凄く不機嫌になっていたと思います。何より食べ物を粗末にするなんて許せません
「気の強い女は嫌いじゃねえ。お前、俺様の嫁になれ」
「お断りします」
「な!俺様が誰だかわかってるのか!」
「知りません。というか、興味もありません。見ての通り私は友人と食事中なので邪魔しないでください」
いい加減放してくれませんかね。三日前に同じところ掴まれたばっかりなんですけど
「言ってわかんねえなら」
「え?」
突然腕を引っ張られ無理矢理立ち上がらせられれば顔が近づいて
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