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放課後になり、闘技場で会長さんを待っています。どこから噂が広がったのか、まあ、アレだけ人の多いところでしたら広まりますね。たくさんのギャラリーが集まっています
今回の審判はダリル先生のようですね。ものすごくめんどくさそうです
「逃げずに来たか!」
「むしろあなたが逃げなかったことに驚きです。というか、遅いんですよ来るのが」
「オル、いつにもまして毒舌だね」
最近は大人しくしていたので少しイラついているんですよ。ギルドにも行けていませんし、発散する場所がないんです
「あー…とりあえずこれから生徒会長とレインズの使い魔の決闘を始めるぞー」
「俺様が勝ったらオルトを嫁にもらうぞ」
「勝手にオルを物みたく扱わないでくれない?僕たちが勝ったら2度と僕らに関わらないで」
あぁ、本当にこの人は嫌いなタイプですね。イラつきます
「よし、んじゃ始め!」
「閃風!リドラ!」
ダリル先生が開始の合図をすると会長さんが魔武器と使い魔を召喚しました。槍と、アレはホーリードラゴンの成体ですね
成体を召喚するなんて…やはり、その程度ですか。幼体の使い魔は始めは弱いですがいくらでも主とともに成長出来ますからね。ちなみにシーラさんは幼体のアースドラゴンですよ
「オル、肉弾戦は僕に任せて」
「いえ、少し試したいことが…会長さんの足止めをお願いできますか?」
「了解。無理はしないでね」
軽い作戦会議を終わらせると白月さんはどこからか剣を取り出し会長さんに向かっていきました
さて、私も試してみましょうか。ホーリードラゴンでしたら間違って殺してしまうなんてことはないでしょうから
「鬼灯…モード竜人」
髪飾りになっていた鬼灯が光出し、その光が全身を包みました
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