おにゃのこ事件録

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光が収まると私の腕や足、顔などに竜鱗が現れました。先程丈さんの能力といいますか、それでこの前のブレイズドラゴンの逆鱗と鬼灯を合成していただいたんです そうしたら擬似的に竜人になれる能力が鬼灯に追加されたんですよね。ただ、ブレイズドラゴンの逆鱗を合成した影響かこの能力を使うと髪が赤黒くなるんですよね 「さて、参ります」 「ギャォォォ!?」 竜人の身体能力のお陰か地を蹴ると一瞬でドラゴンの目の前に着いたのでそのまま腹に回し蹴りを放ちます 巨体なので痛みに悶えて暴れると結構危ないです。迫り来る尻尾や爪の攻撃を避けながら逆に鋭くなった爪で腹や鱗の隙間などの柔らかい部分を切り裂いていきました チラッと白月さんの方を見ると会長さんを軽くあしらってますね。足止めするように言ったので攻撃してませんし 「まぁ、そろそろ飽きてきたので…眠りなさい」 「ぐぎゃぁ!?」 もう一度地を蹴りドラゴンの頭上に飛び上がると落ちる勢いのまま脳天にかかと落としを決めました。あ、今は動きやすい服装ということで短パンなのでパンチラなんてことはありませんよ とりあえずドラゴンは気絶してそのまま元いた場所に戻されたので竜人モードを解除します 「な!リドラ!?」 「オル、お疲れ様。楽しめた?」 「足止めありがとうございます。はい、久しぶりに楽しかったです」 会長さんはドラゴンが倒されたことに驚いていますが、攻撃の手を止めるのは如何なものかと思いますよ? 「さて、“光翼”、“闇翼”」 「オリジナル魔法だと!?」 「解説ありがとうございます」 「わ、オルお揃いだね!」 会長さんが言ってくださったようにこの魔法はオリジナルです。まあ、闇と光の翼というだけなんですけど、白月さんの翼を見て思いついたんですよね ちなみにこの魔法、見掛け倒しというわけでなくちゃんと飛べるんですよね。ということで、飛んでみました 「やっぱり空って卑怯だと思うんですよ。ということで、終わりです“ロストフェザー”」 闇と光の混合魔法を翼を介して会長に向けて放ちます。闇と光の混合魔法の特徴は消失、会長さんに防げるはずもなく直撃しました もちろんかする程度にしていますよ。衝撃だけは受けるので気絶してしまいましたが
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