おにゃのこ事件録

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「ふぅ…」 「おつか…ぶふっ…」 「白月さん、どうしまし…あ、」 白月さんが突然吹き出したので何事かと視線の先を見ると… 髪の毛が消失していわゆるハゲになった会長さんが倒れていました 「勝者レインズとその使い魔。んじゃ、会長はちゃんと命令守れよー解散」 マイペースですね、ダリル先生。まあ、気にするだけ無駄ですよね、そのうち生えてきますし…多分 「オル、なんかごめんね?でも、スッキリしたよ。ありがとう」 「あぁ、そうでした。白月さん、今度の休日に一緒に行って欲しいところがあるんですが」 「え!?」 まあ、唐突だった自覚はありますがそこまで驚かなくてもいいじゃないですか あ、シーラさんたちにもお願いしないといけないことがありました 「で、どうなんですか?」 「も、もちろんいいに決まってる!」 少し様子がおかしいのは放っておくことにしましょうか 「では、次の休み、10時に寮の入口に来てください」 「え?一緒に行くん「オルト!アンタ最高ね!」」 白月さんがなにか言おうとしていましたがシーラさんに遮られていました。まあ、タイミングが悪かったと諦めなさい 「なかなかおもしれえ試合だったぜ」 「勝てて良かったな」 「丈さんのお陰で久しぶりに楽しめました。ありがとうございます」 「アレくらいなら別に構わない」 合成能力なんて普通ありませんから。流石勇者の巻き込まれということでしょうか 今度じっくり話を聞いてみたいものです。異世界の話なんて滅多に聞けませんからね
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