柴原純五郎2

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「私達のギルドは仲間を優先し、次にゲームクリアとなります。 その優先順位も理解してもらう必要があります」 「それも小松井君から聞いてます」 「フィギュアが落ちてても仲間が優先ですよー」 ガン!と思わず殴ってしまった。 あ、やべぇと思ったが、海鳴ミズエさんは全く気にする様子はなかった。 たぶんいつもこんな調子なんだろうな。 「話が早くて助かります。その辺りに関しては英知君に任せて正解ですね」 「え?結婚して正解?」 どんな耳してんだよ。こいつのキャラはグダグダだが、突っ込みどころ満載って所だけは共通してるんだな。 まともなキャラの小松井はいないのか。突っ込むこっちの身にもなってみろ。 「ではギルド入団を許可します。 タブレットを出して頂けますか?」 俺は頷いてタブレットを海鳴さんに差し出した。 その行動に海鳴さんは少し驚いたように俺を見た。
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