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「私達のギルドは仲間を優先し、次にゲームクリアとなります。
その優先順位も理解してもらう必要があります」
「それも小松井君から聞いてます」
「フィギュアが落ちてても仲間が優先ですよー」
ガン!と思わず殴ってしまった。
あ、やべぇと思ったが、海鳴ミズエさんは全く気にする様子はなかった。
たぶんいつもこんな調子なんだろうな。
「話が早くて助かります。その辺りに関しては英知君に任せて正解ですね」
「え?結婚して正解?」
どんな耳してんだよ。こいつのキャラはグダグダだが、突っ込みどころ満載って所だけは共通してるんだな。
まともなキャラの小松井はいないのか。突っ込むこっちの身にもなってみろ。
「ではギルド入団を許可します。
タブレットを出して頂けますか?」
俺は頷いてタブレットを海鳴さんに差し出した。
その行動に海鳴さんは少し驚いたように俺を見た。
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