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「愛は誓わなくていいですが、英知君、お願いしますね」
「お任せを!」
ビシッと敬礼を決め込む小松井。
おーい、職業ばれるぞー。
「ではせっかくなので慣れる事も含めて一緒に操作していきましょう」
そう言って海鳴さんは俺のタブレットをテーブルの真ん中に置いた。
画面は俺の方を向けてくれている。
「えっと、ユーザー名は設定していらっしゃるのかしら?」
「あ、はい」
それは小松井に車の中でしてもらった。あと職業も購入するとか何とか。
そう言えばユーザー名も職業も何にしたのか聞いていないな。
「あ、それならすぐにギルド入団申請が出来ますね」
海鳴さんは賞金首アプリを開いた。
「まずはメニューから『ギルド』を選択します。
メニューはユーザー名の隣に……」
そこまで言って海鳴さんは口元を抑えた。後ろを向いて小刻みに震えている。
ん?笑ってる?いきなりどうしたんだ?
俺は自分のタブレットを見てユーザー名を探す。
その隣にメニューがあるはずなのだが。
あったあったユーザー名……。
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