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ショースペースのダンサー雇用はオーデションを受けてショースペースのダンサーとしての雇用を結ぶものと、 演出家に与えられた予算から雇用をするものとがある。 彼らは俺の懐刀を取り出して、手に入れた重要なピースだ。 そして一蓮托生の関係でもある。 そんな彼らが俺の舞台のベースとなるダンスチームだった。 彼らの協力なしには、俺の舞台は成立しない。 二つ返事で引き受けてくれた彼らに、最大限の敬意と感謝をしなくてはならないだろう。 「響希は、常に面白いことをしようと企んでるからな。 一体どんなショーを作るのか楽しみでならないよ」 「アーサーの一生に刻み込まれるショーを作るよ」 「ああ、もし、つまらなかったら、すぐにシカゴに帰るからな」 「オーケー。約束するよ。ショースペースへようこそ。 素晴らしきXMAのパフォーマーたち」 そういうとアーサーは、手が痺れるほどのハイタッチをくれた。
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