抱きたい男side hibiki 4

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★ 溝畑は俺の部屋を綺麗に片づけて待っていた。 少しは、自分がしでかした過ちを反省する気があるようだ。 「彼女は、強い女じゃないよ。 俺と一緒で、痛ければ血も、涙も流す女だよ、溝畑」 過ちを犯した男に向けて俺は言う。 「わかってる。だから俺は責任を取って、振付師を辞めるよ」 「わかってねえよ!」 襟首を引っ張って正座する溝畑を立たせた。
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