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あの部分に指が入ってきた。
「あ…あ…ん」
カラダがのけ反る。
耳元に省吾くんの息がかかる。
「力抜いて」
ム、ムリ…
省吾くんにしがみつく。
指が動くたびに、自分が出してるとは思えない声が出る。
その口も唇でふさがれる。
「う…んん…ん…ん」
くるしい。
くるしいけど、キスっておいしい…
「エロい…」
もっと窮屈になった。
「あ、ああん!」
もう声なんか押さえられない。
どうしていいか分からない。
なだめるように、省吾くんのキスがカラダをなでる。
なにこれ…
なんなのこれ?
こんなこと、誰も教えてくれなかった…
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