第2話 はじまり

17/17
前へ
/25ページ
次へ
青い空、ところどころに浮かぶ雲。 文句ないいい天気。 「とりあえず…飯食いにいこ!」 同じように空を見上げた響の目には、雲がなにか食べ物に見えているようだ。 「飯ねぇ…なに食べに行く?」 「ラーメン!チャーシューいっぱい乗ったやつな!」 「朝からラーメンなの?」 なんともお子様っぽい要望に笑いながら、二人歩き出す。 「行くぞーラーメン!」 少しずつかみ合い始めた歯車。 明日になればきっともっと。 なにが起こるかなんてわからない だから、俺は今日をやりたいようにやるだけ 響と一緒に… 「ところで…」 「いいよ、奢らせていただきます」
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加