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「おとーさん…、お願い…」(目をうるうるさせて見つめる)
「わ、わかったから、そんな目で見んな!(罪悪感がすげえ…)」
おー!チャレンジ成功なの。この前おにーちゃんが教えてくれた(おとーさんがあまりにもだらけてるから)おとーさんにいうこと聞いてもらう方法。でも、なんでなのかはわからないの。まぁ、これでやっと掃除が進むの。
僕の家には、おかーさんがいないの。僕を産んで一年くらいで亡くなったらしいけど、そこまで寂しくはないの。だって僕にはおとーさんもおにーちゃんもいるから!
でも二人とも家事が一切できないの。今は僕がやってるけど、それまでがひどかったの。ご飯は、毎日外食かお惣菜だったし、その他の家事もすべてハウスキーパーさんに任せていたの。そんな生活に僕が耐えられなくって、自分で家事をするようになったの。
家事をするようになってからは幼稚園には通ってないの。そんな時間はないし、友達と会えないのは寂しいけどおとーさんたちのためだから平気なの。ただ一つ気になるのはすぐに無理をしちゃう先生がまた無理をしてないかということぐらいなの。
そんなことを考えているうちに掃除終了!次は、夕飯の買い出しに行くの。いつもなら三人で行くんだけど、今日は雨が降りそうだからおとーさんは洗濯物のためにお留守番なの。
「おにーちゃん、買い物行こー」
「おー、わかった。ちょっと待っててくれ」
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