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おにーちゃんはすごくかっこいいけど目付きが悪いの。そのせいで怖がられているけど本当はすごく優しいの(その優しさは悠真にしか発揮されません)。いつでも僕を助けてくれるの(悠真以外は助けません)。今だって、荷物が重くなるし一人だと危ないからって言ってわざわざついてきてくれるの。
「待たせたな。行くぞ」
「はいなの。おとーさん、行ってきまーす」
「おー。気をつけて行って来い」
スーパー到着なの。今日は何を作ろう?
「おにーちゃん、今日の夕飯は何がいい?」
「あー、お前の飯ならなんでもいい」
「なんでもいいが一番難しいの。具体的に!」
「なら肉」
大差ない気がするの…。
「ん~、なら今日は鶏肉が安いから親子丼にするの」
「親多めで頼む」
「おにーちゃんの中の親子丼はほぼ親丼だと思うの。ちゃんとバランス良くするの」
おにーちゃんはほっとくとお肉しか食べないの。だから僕がバランスのとれたご飯を作ってあげるの!
「まずは野菜コーナーからいくの」
買うのはお味噌汁用に大根と水菜、それと親子丼用に玉ねぎとしいたけ。
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