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「…け、…ぃすけ…、啓介！」
「…んぅ…え、すけ…？」
「ほら、今日から学校始まるんだから起きなよ」
「…抱っこ」
「はぁ…」
どーも、寝起きでごめんなさい
今日から新学期が始まるみたい
新学期の楽しみといえばクラス替え！っていう人が多いかもしんないけど、俺は嫌。
だって…瑛介と離れたら嫌じゃん？
去年は一緒のクラスだったけど、離れ離れになったら…俺死んじゃうもん…
「啓介、準備できた？」
「瑛！できたよー」
あれから、瑛介に抱っこしてリビングに連れてってもらって、準備できたところ
「じゃあ、行ってきます」
「行ってきまーす」
「いってらっしゃい！帰りのお使い頼んだぞー！」
これが夏兄
俺たちのお母さんみたいな人
「はーい！」
「啓介ー！頑張ってくるんだぞー！」
「うぐ…っ」
…苦しい、死ぬ…
「ちょっと、宮兄！啓兄が死んでるよ！」
「おっと、ごめん」
俺に抱きついているのが宮兄、そして怒っているのが奏泰
宮兄はどーでもいいけど、かなはいい子
「ほら、遅れるぞ」
「うん、いってきます」
みんなに見送られ、瑛介と一緒に学校に行く
もちろん、手を繋いで
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