第2章 藍乃と彼女の出会い

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そう思った時にはドアのチャイムが鳴っていた。 「ピンポーンピンポーン」(ドアのチャイムの音) チャイムがなっている間僕と藍乃はその場を動けなかった! そしてチャイムが鳴り止んでから声が聞こえた。 「瑠鈴君ー!心桜だよー!」 心桜の声が聞こえた時は凄く安心した。 でも藍乃の未来は当りかけていた事は本当だったと僕は確信した。 「ね?誰かが来る事当ったでしょ?」 「うん。まぁね」 それだけ藍乃と話してから心桜が待っているドアの鍵を開けた。 「もー酷いよー」 「えっ、何で?!」 「だって何回もチャイム鳴らしても開けてくれないんだもん」 「ご、ごめん」 「まぁ別にいいけどー」 そうやって2人で話していると、イキナリ僕の背後を気にし始めた。 「どうしたの?」 「何か私に隠してない?」 それを聞いて僕は『ギクッ』とした。 「やっぱ何か隠してるでしょ」 「え、いや別に何も隠してなんか…」 その時僕の背後から声が聞こえた。 「やっぱりバレてるよ~!」 「お、女の子!?」 その時僕は嫌な予感がした。 そして僕はその場を今すぐに逃げ出したかった。 だがなんとか心桜に説明してやっと落ち着いた。 「なるほどね。んで、その子の名前は?」 「初めまして!私は藍乃です!心桜ちゃんよろしくね!」 何か2人は仲良くなれそうな気がした。 「瑠鈴何見てんのー?」 「いや、別に」 「瑠鈴君怒るよ」 「心桜もう怒ってるじゃん!」 「瑠鈴~私は怒ってないよ~?」 「なら助けてくれよ!」 心桜が怒るとマジで怖いのであまり怒らせたくないのだ。 「心桜、怒るな!」 「わかった…」 「何か瑠鈴と心桜はラブラブのカップルみたいだね」 それを藍乃が口にした時、心桜の顔が赤くなっていた。
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