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「っていうか、ユウヤさんだっけ?その人って本当にニィナの彼氏なのかよ。そんな完璧な人がニィナなんかと付き合ってくれるわけないだろ。からかわれてるんじゃないのか?」
なぜかおもしろくなさそうに言うトーマをニィナはにらみつけた。
「そんなわけないじゃない!告白したらちゃんと『ありがとう』って言ってくれたんだから!」
やっぱり好きだと言われたわけじゃないじゃないか、とトーマは愚痴るようにつぶやく。
「だいたいさぁ」
ユウヤがニィナ彼氏になるには欠点というか、大きな障害がある。そうカナが言おうとした時だった、眩しいほどだった店内の照明が消えたのは。
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