第1章  まさかの朝

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「久しぶり、結城くん」 私は自分の飲み物を手に、自ら彼に歩み寄った。 そして、私を見上げた彼も、 「やあ、坂崎さん」 ニッコリ笑い返してくる。 「ここ、座ってもいい?」 もちろん。 そう言いたげに、生ハムを頬張ったまま正面の椅子に小さく手を伸ばす。
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