第4話

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「あら、そうなんですか。それは良かったですね!」と美月も笑顔になった。 夕食の時間になった。 美月はキッチンから、大量の春巻きやサラダを乗せたコペンハーゲンの大皿を、いつもの長テーブルに運んでいた。 華子は「葉月さんも文月さんもいなくなって、ひとりでは大変でしょう。いま新しい人を探しているから」と声をかけた。 美月が解釈したとき、ちょうど重喜が、要とHYDEを背後に従えダイニングに入ってきた。 椅子には、すでに華乃と奏多が座っている。 「ご主人様。お嬢様は今日の学校は、快適に過ごされたそうですよ」 すると重喜は椅子に座りながら、華乃の想像をはるかに超える言葉を言い放った。
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