第4話

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「そうか。やはり、私が三人とも停学に追い込んだのが効いたようだな。はっはっは」 「お父様!いま、なんて!」 華乃は椅子に座ったまま、重喜の方向に上半身を乗り出した。 美月も要もHYDEも、驚きを隠せないで重喜を見る。 「まさか本当に停学になったの?!」 「そうだ」 「しかもお父様による働きかけだったなんて私、知らなかったわ!」 「なに。私の手にかかればそれくらい容易(たやす)いことなのだよ。そのうち、自主的に退学し転校して行くだろう」 重喜は煙草に火をつけながら淡々と言った。
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