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「そうか。やはり、私が三人とも停学に追い込んだのが効いたようだな。はっはっは」
「お父様!いま、なんて!」
華乃は椅子に座ったまま、重喜の方向に上半身を乗り出した。
美月も要もHYDEも、驚きを隠せないで重喜を見る。
「まさか本当に停学になったの?!」
「そうだ」
「しかもお父様による働きかけだったなんて私、知らなかったわ!」
「なに。私の手にかかればそれくらい容易いことなのだよ。そのうち、自主的に退学し転校して行くだろう」
重喜は煙草に火をつけながら淡々と言った。
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