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「でも、停学はやりすぎだわ…!なにも私、そこまでして欲しいなんて思ってなかったのに」
華乃は姿勢を真正面に向き直し、テーブルの中央のロウソクを見つめながら、悲しげに言った。
すると重喜は、声を荒げ
「うるさぁい!じゃあ、あのまま私が何もせずに、三人が登校していたらお前はどうなっていたのだね?学校に行けないままだったのではないのかね?
そんな事になれば、花園家の大恥なのだよ!花園家の長女は、不登校なのだと。
ご近所にも親族にも顔向けできなくなる。あそこの家の娘は、学校に行かず引きこもっているのだと!
お前に私の気持ちが分かるのかね?そんな恥ずかしいことは、私は死ぬほど避けたいのだよ!」
と怒鳴った。
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