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「れ、蓮くん……」
「そんなことをして。ダサいと思わないのか?」
声をあげたのは、学年成績トップでルックスも学年一の美少年だと言われている、蓮だ。
クラス中が気まずそうに見ているなか、蓮は、華乃たち四人のいる所までゆっくりと歩いて来て立ち止まり、三人組をじっと見た。
蓮の無言のメッセージに顔が赤くなった三人組は、逃げるように教室を出て行った。
数秒後、蓮が教室を出て行くと、教室内の気まずい雰囲気は消え、いつもの賑やかな雰囲気に戻った。
華乃はしばらく呆然としていたが、蓮を追いかけることにした。
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