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「ほら!華乃、学校に行くのだよ!」
朝から重喜の怒鳴り声が響く。華乃は、布団を頭から被っていた。
「ご主人様。落ち着いて下さい」と美月。
「うるさぁい!これで休むのは二日連続だぞ!」
「お嬢様はきっと、今日も具合が悪いのですよ」
「いや、熱もないし風邪でもない。ならばサボりということだ!そんな事、私は許さないぞ!」
「私、学校で皆に悪口を言われているの…。行くのが辛いの!」
華乃は、布団の中から言った。
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