第5.5章

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「っなんだよ。早く言えよ」 俺は意を決し口を開いた。 「今後もお前を義兄(あにき)とは呼びたくないけど……」 「は?俺はお前のアニキじゃねーよ?」 理解できていない朋也にくそ真面目な顔で答えられガクッと力が抜け思わず笑う。 「お前の結婚の話だろ?」 「そうだよ」 遠回しに言いすぎたらしく、まだ頭が追い付いていない朋也がおかしくて笑いが込み上げる。
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