第4章

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兄達が少年野球時代の仲間で草野球チームを結成した時から、あたしは兄と荷物を運ぶ要員として練習場に行く事が多かった。 今ではすっかりこのチームの一員になりつつあり、今日もベンチから楽しそうに野球をしている兄達を見ていた。 視線の先では時には真剣に、そしてふざけあいながらとても楽しそうに野球をやっている兄達。その中にはもちろん彼もいて……。 そんな楽しげな姿にあたしも自然と笑顔になる。 そして今日は年に数回の試合。
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