第5.5章

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「おおっ!おめでとう。付き合って何年?」 「4年」 朋也はすごく嬉しそうに喜んでくれた。 「そのことでお前に言わなきゃならないことが……」 「俺に?両親への挨拶の仕方とか手土産は何がいいかとか?まさかできちゃった!?うーん、それは義両親に報告するのは緊張……」 「ちょっと待てって。挨拶の予定ちゃんとたててるし手土産ももう決めてる。それにできてねーから。ほんとお前昔から人の話聞かねーな」 「アハハ、嫁にも言われる。で、じゃあなんだよ」 「うーんとさ……」 長い沈黙に待ちきれないように、朋也はどんどん身をのりだしてくる。
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