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「なぁヒョウ?戻って来ないか?」
ヒョウの表情がピクリと動いた
「あの事で、お前が責任を感じる必要はない、長官もお前の復帰に協力してくれると言ってた」
「何を言ってんだアール・レスリ、俺はもう二度とあんな思いはごめんだ、復帰なんて口にすんな」
「ヒョウ…」
「お前まさか、俺に復帰させるのが目的で依頼は二の次か?」
ヒョウがアールを睨み付けると、アールはゴクリと喉を鳴らした
「いや、復帰話しはついでだ、悪かったな嫌な事思い出させて」
アールが机に視線を落とす
「…別に」
ヒョウは呟くように言うと、一枚の紙を机の上に差し出した
「?」
アールが顔を上げると
「依頼書だ、契約制にしてるんだ、やり方は俺の好きなようにやる」
アールが書類を読み、眼を見開いた
「ボッタクリだろ!この値段!」
書類には依頼料が記入されていた
「アール、お前ら警察の代わりに動いてやるんだ、安いもんだろ~、長官と相談して出直してきやがれ!」
アールは出口に向かって投げ飛ばされた
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