第1章

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超時空空間都市ラストルには、あらゆる種族が暮らしていた ヒョウは、半分魔族の血を引き、もう半分は龍人族の血を引いていた 龍人族は産まれる時に守護神が一緒に現れる、それが今ヒョウの隣に居るレイズだ 普段、店の中では置物のように鎮座している為、普通の客には気付かれない 外へ出る時は、人の姿に化ける事が出来る 『一応神だからな』 「レイズ?誰に話してんだ?」 『独り言だ』 レイズがアールを睨み付ける 「だから何で、お前らは俺を睨むんだよ」 「『厄介事を持ち込むからだ』」 アールは、反論出来ずに、ムスッとする そう、アールの依頼は、今回が初めてではなかった 「まったく、この前の依頼だって、もう少しで死ぬとこだったんだぞ」 「あれは悪かったよ、お前のお袋さんにもこっぴどく言われた」 「あ?お袋が?」 ヒョウが、キョトンとすると 「呪いをかけるぞ小僧、って使い魔使って文書が来た」 「まさか、お前を狙ってんのお袋?」 ヒョウの母親は、魔族中の魔族、女王と言っても過言ではない地位にいた
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