エルフ族

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 長い耳とマナによって形成される羽が特徴。羽はエルフによってそれぞれの色があり、また通常時は可視出来ない。  エルフ族は大きく分けて二種類のエルフに分けられる。  一方は優れた身体能力と強大なマナを宿しているハイエルフ。もう一方は身体能力こそハイエルフに劣らないが、マナが人間と同程度の容量のドワーフ。一般的にエルフと言えば前者の事を言う。  飛行能力を有するハイエルフは基本的に巨木の上に家を建てて暮らし、逆に飛行能力を持たないドワーフは木や地面を掘ってそこに暮らしている。  エルフ族は非常に温厚で他種族とも分け隔て無く接し、常に平和を願っている。  だが反面、劣等感を感じる事に酷く敏感で、自らの危機を感じるとその相手を絶やそうとする一面も持っている。そのためエルフ族は他種族にこそ温厚なものの、同種との争いが絶えない。  エルフ族は出生率が非常に低く、一世帯辺り百年に一人の確率でしか子供が生まれて来ない。その上エルフ間では争いが絶えない為、エルフ一人の寿命は平均して二百年程度である(本来エルフ族に寿命による死は訪れない)。  そのためエルフ族と人間の間に子供を作るのは不可能に近く、その上運良く子供が産まれてもその子供にエルフの恩恵は与えられない。  魔術の出力は人間を凌駕しており、平均的なエルフはその力を全力で行使すると村一つを灰燼に出来てしまう程である。  更に加えてマナの恩恵の加護受ける彼等は、時に“魔眼”と呼ばれる特殊能力を開眼する事があり、開眼者はより一層他のエルフから敵として認識され易い。
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