蛇の日常茶飯

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島に来た。 以前とは異なる島。 ついに…来たのだ。 「内緒にして、来てしまいました…」 少しだけ無邪気に、しかし纏う空気は人からかけ離れた彼は楽しそうに笑う。 「カロロス様のいる島に…」 隠す必要等ないとばかりに力を封じていた枷を外せば、顔に浮き上がる鱗はよりはっきりとしたものになる。 勿論、纏う空気も威圧的なモノに変わった。 「祭礼蛇、またの名をアマテラスの化身 こんな私ですが…よろしくお願いいたしますね」 誰もいない教会に彼は静かに言ったのだった… おわり
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