蛇の日常茶飯

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日常茶飯 ▼ 「島に…きたぁあああ!」 「スレイヤー、静かに」 傍らにいる青い髪の子どもにガイが口に指をあて、静かにするように告げた。 「だって、母さん島だよ!島! なんか変な植物もあったけど楽しそうだよ!?」 わくわくした感じを伝えながらなスレイヤーにガイは微笑みながら…あることを伝えた。 「スレイヤー、この島には雪ばかりな場所があります。神の端くれとはいっても蛇は蛇。私達はきっと凍え死んでしまうでしょう…」 ですから、行くのはやめて下さいね? とガイが伝えれば、スレイヤーは分かったと頷いた。 もっとも…スレイヤーは大丈夫なのかもしれない。クォーターだから。しかし、何かあってもガイは行くことが出来ない。だから言うのだ。 過保護かもしれない。しかし、ただ一人の息子だから少しばかり過保護なのは許してほしい。 「スレイヤー、愛してますよ」 「母さん、はい…俺も…」 そんな親子を教会の十字架は静かに見守っていたのだった。 おわり
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