僕の姉。

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「ーちゃん、こうちゃん」 「・・・、んぁ?」 ゆさゆさ揺さぶられて、目を覚ませば部屋は真っ暗で、寝ぼけ眼でちらっと時計を確認すると『AM3:17』であった。 まだ、夜中・・・。 「こうちゃん起きてー」 こんな夜中に僕を起こす人は、この家では一人しかいない。 「どーしたの、姉ちゃん。 いつものですかー・・・?」 「うん、ごめんね?」 まだぽわんとした頭で問えば、 申し訳なさそうな顔で僕を見る姉を毎度のことながら、可愛いなんて思う。 「大丈夫だよ、行こ」 そう言って、2人で向かったのは、 トイレである。
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