第3章  何の勘違い?(続き)

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恐らく、あの時にきちんとこれを読んでいれば、 すぐに、今回の仕事現場の近くだと気付いただろう。 しかし私は、気乗りもしていない誘いの返事だっただけに 適当に読み流し、当日に地図を調べればいいくらいに思っていた。 そんな事に小さく苦笑が漏れ出たついでに、 なんとなく看板のメニューに目が移り、今度は本当に呟いた。 「えっ……?」 ここは、なんとエビ専門店。 中でも目玉メニューは、ガーリックシュリンプと謳っている。 そして、再び私は胸の内で呟いた。 まさか、ね……。
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