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ただいま
私
目の前のモヒカン少年
革ジャン装備の極悪不良
にメンチを切られてます
しかも取り巻きが
二、三人おりまして
貞操の危機に
直面しております
それと言うのも
私の後ろにいる子猫みたいにかわいい子
名前は有藤唯という同級生で大親友なのですが
こちらのモヒカン極悪不良くんがいたく気に入りまして
詰め寄ったんでございます
唯ちゃんも
正直者だから
これが彼女のやさしさなんですが
いっちゃったんですねー
「タイプじゃない」
って
・・・
・・・・・
あいたたたた
まぁそれで
私は彼女のよさを
しってるので
激昂してしまった
お相手からかばうために
頼ってくれた唯ちゃんの
ためにも
なんとかしようと
したのだけど
頭に血が昇って
相手が聞く耳持たないようで
しかもお相手がですね
女なんかぶちのめしても
いいぜ的なオーラを
かますもんですからね
私
殴られる覚悟
決めちゃいましたよ
唯ちゃん
守るって決めたもの
できたら
お腹がいいなぁとか
思ってたら
モヒカンさんと
取り巻きさんが
こぶし握ってる！
心の準備できてないよ！
やばい
私女の子に一生消えない
傷できちゃうのかしらと
おもっていたら
取り巻きの一人が
なんか奇声を
あげてぶっとびましたよ
そのぶっとばされた
方をみると
端正な顔立ちをした
長身の少年が
たってるじゃありませんか
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