青年と人魚１

第1章

ー翌日ー
いつもより眠そうな青年にチョコを貰い、人魚は上機嫌で食べていた。
｢やっぱりロイ○は美味しいね！｣
昨日の憂いは何処へやら。
嬉しそうにチョコを食べる人魚を見ながら、来年は自分が作ってみようかな。なんて思う青年だった。
そういえばロイ○のチョコなんか何処で知ったのだろうか？
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３月１４日はホワイトデー。
女子たちによる義理チョコテロにより、３倍返しという理不尽な出費に頭を悩ませる男子達の愚痴が飛び交う最中。人魚はニヤニヤする青年を叩き倒したくて仕方なかった。