第10章  臨時同棲

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私は、半ば空白に近い思考力のまま、 取り敢えず緊急に連絡を取りたい旨メールをして、彼からの連絡を待った。 それから、待つこと15分余り。 デスクの上に置いたスマートフォンが、小さく鳴りだした。 「ごめん、ちょっと外すから」 私は、春香ちゃんに言付けて、スマホと一緒に部屋を出る。 それから、急いで非常階段に出たところで、鳴り続ける電話を耳に当てた。
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